電子レセプトビューア・仕様変更のご案内


ユーザー各位

平素は電子レセプトビューアをご利用頂き有難うございます。

さて突然ではありますが、2012年12月15日付けにて、ユーザー様の利用環境・利用形態に関わる仕様を一部変更させて頂く事となりましたので、ご案内させて頂きます。

これまでの電子レセプトビューアは、携帯性に優れた「USBメモリ」に全ての情報を搭載し、いつでも手軽に持ち運ぶことが可能であり、かつPCに装着すれば直ぐにレセプト内容を確認できる、という特性を持っていました。

ただ、このことは同時に「レセプト内容をUSBメモリに入れて持ち運んでいる」事と同義であり、万一、USBメモリの紛失あるいは盗難の際にはレセプト上に記載されている患者情報や診療情報などの個人情報が流出する危険性も含んでいました。

今回、この「個人情報流出の可能性」について慎重に検討した結果、万一の場合であってもレセプト情報を医療機関外に持ち出されない事を優先し、USBメモリ上にはレセプト情報を持たないよう、製品仕様を変更することに致しました。

また、従来はUSBメモリ上に持っていたレセプト情報は、全てパソコンのハードディスク(HDD)上に保存する事とし、電子レセプトビューアは当該パソコン上のレセプト情報を読み出して閲覧表示させることに致しました。

今回、USBメモリ内の「ツール」フォルダに追加された「00 HDDデータ保存」は、既にUSBメモリに取り込み済みのレセプトデータがある場合には、このデータ群をPCのハードディスク上に移管し、また今後のデータ管理先をPCのハードディスク上に設定するツールです。

この「00 HDDデータ保存」を実行することで、USB上にはレセプトデータを持たず、データ管理先のPCにビューアのUSBメモリを装着した場合のみ、ビューアのプログラムがPCのハードディスク上からレセプトデータを参照し、レセプト閲覧等のビューア動作を行うよう、各種設定が行われます。

利用者各位におかれましては、USBメモリの携帯性を損なう仕様変更となり、誠に申し訳ありませんが、個人情報の保護を優先させて頂きたく、何卒ご了承ください。

また、2012年12月15日公開のアップデータから、上記の仕様変更を適用させて頂きますので、お手数をお掛けして申し訳ありませんが、最新のアップデータを適用して頂けますようお願いいたします。

アップデータの入手先は、電子レセプトビューアのホームページから、新着情報をご確認ください。

[電子レセプトビューア ホームページ]
  http://www.cypher.ne.jp/rv/


なお、保存されたデータは、指定されたハードディスクの直下に「HDD_RV」というフォルダ名で保存されています。

CD-Rなどの別メディアにバックアップを保存される場合は、この「HDD_RV」フォルダごと、配下のディレクトリ構造を保ったまま保存して頂けるようお願いします。

またUSB直下の「03 バックアップ」を実行すると、同じハードディスク上に「HDD_RV_BKUP」フォルダを作成し、その中に「バックアップ年月日」を記載したフォルダを設けて「HDD_RV」フォルダの内容をコピーします。

「ツール」フォルダの「04 データ復元」は、この「HDD_RV_BKUP」フォルダ内から最新の年月日フォルダを検出し、その内容を「HDD_RV」フォルダに上書きコピーすることで、バックアップ年月日時点のデータ内容をシステム上に復元します。

その他、操作上の不明な点や不具合・故障が疑われるなど、何かお気づきの点がございましたら、何なりとお気軽にお問い合わせください。

また今後とも電子レセプトビューアをご利用頂けますよう、何卒よろしくお願いいたします。


株式会社サイファー 北海道開発室
代表 合田一彦
2012年12月15日

2012年12月21日追記
同一のネットワーク上に無い複数のパソコン上で使用する場合は、この「HDD_RV」フォルダを両方のパソコン上に配置することで対応可能です。(例:自宅とクリニックなど)
仮に、医療施設のパソコンを(正)、別の場所のパソコンを(副)としたとき、(正)のハードディスク上にある「HDD_RV」フォルダを、中身ごと別メディアに複製(コピー)します。
次に、この複製された「HDD_RV」フォルダを、(副)のハードディスク上に配置します。
このとき、(正)と(副)のハードディスクは、同じドライブ番号(C:など)に揃えてください。
USBメモリ上にあるビューア・プログラムには、データを保存したドライブ番号は記録されていますが、「どのパソコンか?」の情報はありません。
このため、同じドライブ番号に、そっくり中身まで同じ「HDD_RV」を配置することで、(正)(副)のいずれのパソコンにUSBを装着しても、同じデータを閲覧することが可能になります。
2012年12月28日追記
このハードディスク上にデータフォルダ「HDD_RV」を設け、個人情報を「HDD_RV」フォルダ上で管理する機能を使用するには、指定されたドライブに対する書き込み権限が必要です。
一般に「管理者権限」を有するユーザーとしてログインしている状態であれば問題はありませんが、ゲスト権限しか持たないユーザーの場合はハードディスク上に「HDD_RV」フォルダの作成が出来ず、起動処理もしくは保存フォルダ作成の処理の際に「アクセスが拒否されました」というメッセージが表示されます。
この場合は管理者権限を持つユーザーとしてログインし直すか、あるいは「右クリック」から「管理者として実行」を選択してください。